今までダンスとは無縁の人生を送ってきた自分でも、タップダンスを始められるかな?
そんな疑問を持つ方はいらっしゃいませんか?
かくいう僕も、タップダンスを始めるときはそんな不安を持っていました。
しかし結論から言うと、ダンス未経験者にこそタップダンスはおすすめです!
この記事では、ダンス未経験の方になぜタップダンスがおすすめなのかを解説します。
①ダンス未経験の方が、スムーズにタップダンスの基礎を習得できる

世の中にはいろんなジャンルのダンスがありますね。
ブレイク、ヒップホップ、ジャズ、ロック、バレエ、競技ダンス、ポールダンス、挙げ始めたらきりがないくらいです。
踊っている人口は、いわゆるストリートダンスに属するダンスが最も多いと思います。(ヒップホップ、ブレイク、ロック、ジャズなど)
その次にバレエでしょうか。
近年のダンスブームから、ストリートダンスを始める人がどんどん増えていますね!
ストリートダンスを踊れると、体の動かし方が上手くなって、ジャンルをまたいで色んなダンスが格好良く踊れそうですよね。
またバレエが踊れると強靭な体幹や柔軟性が手に入り、美しい動きを習得できそうです。
ですから何らかのダンス経験者の方が、タップダンスもすぐに上達できそうですよね。
でも実際は、そうではありません。
他のダンスはジャンルを超えて体の使い方に共通しているところも多くありますが、タップダンスは独自の専門的な動きがとても多いダンスなのです。
逆に他のダンスの動きがしっかり体に染みついてしまっていると、タップダンスが上手く踊れないこともあります。
タップダンスの基本に脱力した状態で足をスウィングする動きがありますが、バレエ経験者はつま先まで美しくみせるため足に力を入れる癖がついていたりして、上手くスウィングすることができなかったりします。
その点ダンス未経験の方は余計な癖がついておらず、ニュートラルな状態でスムーズにタップダンスの基礎を習得していくことができるというわけです!
この余計な癖がついていないというのは、タップダンスをスムーズに上達していく上で非常に大切なポイントなので、ダンス未経験の方にこそ是非タップダンスにチャレンジしてほしいです!
②ダンス未経験の方が、タップダンスに飽きにくい

タップダンスを上手く踊るには、特別な運動神経は必要ありません。
他ジャンルのダンスだとアクロバットな動きが必要だったり、動きの一つ一つに独特なセンスを求められたりすることがよくあります。
しかしタップダンスはどちらかというと、基礎を一つ一つ丁寧に身につけて、それを組み合わせて振り付けやインプロビゼーション(即興)の幅を広げていくダンスです。
ですからたとえ運動神経がずば抜けてよくても、すぐにうまく踊れるダンスではないということです。
例えば芸能人の武井壮さんみたいな方でも、タップダンスの振り付けを格好良く踊れるようになるには早くても三ヶ月から半年くらいは必要になると思います。
他ジャンルのダンスを上手く踊れる人は、そうやってコツコツ基礎を身につける期間を退屈に感じてしまい、形になる前に辞めてしまう方がけっこう多いです。
実際、やる気も体力も満々でスタジオや教室に入会してきたダンサーさんが、いつの間にかレッスンから姿を消していたという光景を何度も目にしてきました。
ダンス未経験だからこそ、音楽に合わせて体を動かすことに楽しさを感じ、基礎練習も飽きることなくタップダンスを続けていけたりするものなんです!
③ダンス未経験の方が、余計なプライドにタップダンスを邪魔されない

ダンスを踊る理由ってなんでしょう?
人それぞれいろいろありますよね。
体を動かすのが好き、華々しい世界が好き、テレビやネットで見て憧れた。
どれもよくある理由だと思うんですが、でもやっぱり一番はシンプルに
格好いいから
だと思うんですよね。
ダンスの醍醐味って、人前で踊って喝さいを浴びることだけじゃなくて、鏡に映る自分の姿がどんどん魅力的になっていくことでもあると思うんですよ。
踊りが上手くなっていくのはもちろん、メイクや服装のセンスとかも含めて、自分がどんどん魅力的になっていく過程が面白いんです。
他のダンスを通してその過程を経験していると、自分に自信を持っていて当然ですよね。
それはとても素晴らしいことなんですよ。
でもね、タップダンスを始めてみて他のダンスと勝手が違うことに気づくと、その自身とかプライドが練習の邪魔をしてくることがあるんです。
もちろんみんながみんなそうというわけではないんですよ。
逆に「こんなにできないのが楽しい!」ってさらにのめりこんでいく方もいます。
でも僕の経験上、特に身体能力が高くて他のダンスが上手い人ほど、プライドが邪魔して早めにタップダンスをやめてしまう方が多いです。
その点ダンス未経験の方は、そういった自信やプライドがまだ構築されていないので、失敗や鏡に映る自分がちょっとくらいおかしくても、それすらも楽しみながらタップダンスの練習に打ち込んでいけるわけです。
タップダンスを上達させて楽しむためのコツは、とにかく「コツコツと継続すること」ですからね!
繰り返しになりますが、特別な身体能力とかダンスの経験なんて必要ないんです。
僕は実際に、ダンス未経験のサラリーマンの方がタップダンスを始めてプロになった例も知っています。
それを知ると、なんだか夢が見えてきますよね!
本当にタップダンスには夢があるんです!
ダンス未経験でも臆することなく、是非タップダンスに挑戦してもらいたいです!
ダンス未経験者こそタップダンス!のまとめ
①ダンス未経験の方が、スムーズにタップダンスの基礎を身につけられる
②ダンス未経験の方が、タップダンスに飽きにくい
③ダンス未経験の方が、余計なプライドにタップダンスを邪魔されない
この記事では、ダンス未経験者の方にタップダンスがおすすめの理由を解説してきました。
これから新しい趣味を見つけようと思っているけど、自分の経験に自信がないという方は、タップダンスを選択肢の一つに加えてください!
何色にも染まっていないことが、タップダンスを楽しむ上ではきっとプラスに働いてくれますよ!