プロのタップダンサーになるには

プロのタップダンサーになりたい!

タップダンスで御飯を食べていきたい!

そう思っている方のために、日本国内でプロのタップダンサーになる方法を解説します。

プロのタップダンサーになるには

①タップダンサーにプロ資格はない

今のところ、タップダンサーにプロ資格はありません。

ですから、例えばプロ野球選手のように、プロのタップダンサーの定義が明確に存在しているわけではありません。




しかし日本国内の現状を考えれば、「スタジオや教室で生徒にタップダンスを教える」もしくは「イベントや舞台に出演する」ことで「ギャラをも貰っている」タップダンサーがプロであると言えます。




ちなみに、イベントや舞台出演のギャラだけで生活できるプロのタップダンサーは、日本には片手で数えられるくらいしか存在していません。

殆どのタップダンサーがレッスンや他のアルバイトをして生活しながら、イベントや舞台の制作、出演をしているというのが現状です。



ヒップホップやブレイクに比べてタップダンスはまだまだ市場が開拓されておらず、タップダンスたけで食べていくことは難しいのです。

しかし、だからといって失望しないで下さい。





市場が開拓されていないからこそ、これからプロになるタップダンサー達は「一発当てられる」可能性が十分にあるのです。




他のジャンルのダンスは、それなりにメジャーになっているだけあって、日本国内でもかなりレベルが高くなっています。

世界チャンピオンになるような日本人ダンサーも、実はけっこうな数いるんですよ。

それだけレベルが高くなっているだけに、頭一つ抜きんでるのは大変です。





そういったことを考えると、プロのタップダンサーになって、オンリーワンのポジションを狙いに行くのはビジネス的に考えても悪くない選択です。



プロになるということは、その世界のビジネスでお金を稼ぎ、生活していくということです。

ただ楽しくタップダンスを踊りたいだけなら、趣味で続けるべきです。

本気でプロのタップダンサーになりたい人だけ、この先を読み進めて下さい。


②プロのタップダンサーになる具体的な方法

日本から世界へ羽ばたいたタップダンサー熊谷和徳さん



僕の知人でも、実際にプロのタップダンサーになった方が数名いらっしゃいます。



彼らはスタジオこそ違えど、皆自分の尊敬するプロのタップダンサーに弟子入りして修行を積むことから始めました。

スタジオや教室によっては、開講しているクラスの中に「インストラクター養成コース」を設けているところもあります。

そのクラスを受講し、テストに合格することで、インストラクターとして一般の生徒にタップダンスを教えられるだけの実力を身に付けることもできます。


東京都内のおすすめタップダンススタジオの記事→(https://www.tap-lover.com/tapdance/tapdanceschool/




ただし前述したように、タップダンスにプロ資格はありません。

スタジオのインストラクター養成コースを修了しても、それはあくまで一定の実力があることの目安にしかなりません。

プロのタップダンサーとして生活していけるかどうかは、その後のあなたの頑張りにかかっているのです。




ですからそういったコースを受けるだけでなく、ある程度の実績を残しているプロのタップダンサーに弟子入りし、その方から仕事の取り方を教えてもらったり、仕事につながる人脈を広げさせてもらうことも大切です。




プロのタップダンサーになるには、ただタップダンスの技術を磨くだけでなく、タップダンスを仕事にしていくための営業、人間関係の構築にも力を入れていかなければなりません。




そのためには、プロのタップダンサー、タップダンススタジオと密接に関わり、自分のポジションを取りに行くことが最も効率的です。

いきなり自分のスタジオを持とうとしたり、フリーで活動していこうとするのは、よほどの才覚がない限り至難の業です。

以上が、あなたがプロのタップダンサーになるための具体的な方法です。

③プロのタップダンサーとして成功するには

タップダンス日本チャンピオン安達雄基さんと、ヒューマンビートボックス日本チャンピオンHIRONAさんのコラボ




どうせプロのタップダンサーになったなら、成功して有名になったり、タップダンスだけで生活していけるようになりたいですよね。




僕はタップダンスだけでご飯を食べているプロのタップダンサーを近くでみてきました。

彼らに共通していることは、「タップダンスの世界に固執し過ぎていないこと」です。




誤解を招かないように言っておきますが、彼らはプロのタップダンサーの中でも技術が高いダンサー達です。

しかし自分のタップダンスを全面に押し出すのではなく、他ジャンルのダンサーやミュージシャン、時には俳優などともタッグを組み、一つのイベントや作品を作り上げていくことに注力しています。




タップダンスに限らず、あらゆるダンスや音楽は、最終的には総合的なエンターテイメントに繋がっていきます。

それでこそ多くの観客やファンを獲得し、ビジネスとして成功できるからです。




タップダンスだけのショーよりも、他ジャンルのダンサー、ミュージシャン、ビートボクサーなどが出演するイベントの方が集客しやすいのは当然ですよね。

その中で自分のポジションを確保した上で、どれだけタップダンスをアピールできるか。

ここを突破できたタップダンサーは、一気に人気も知名度も上がり、沢山の仕事が来るようになります。




仕事は足し算ではなく、掛け算で膨らんでいきます。




あなたのタップダンスが、他ジャンルのパフォーマーから見て「是非コラボしたい!」と思えるくらいのものならば、必ずチャンスが来ます。

そういったチャンスを逃さないために、タップダンスだけに固執せず、エンターテイメントの世界に広くアンテナを張っておくこと。

そして人との出会い、繋がりを大切にすることが、プロのタップダンサーとして成功するための秘訣ですよ!

プロのタップダンサーになるには まとめ

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①タップダンサーにプロの資格はない。今の日本では、レッスンをしたりイベントに出演したりすることでギャラをもらっていれば、プロのタップダンサーと言える。

②プロのタップダンサーになるには、特定のタップダンサーに弟子入りしたり、スタジオや教室に設けられている「インストラクター養成コース」を修了する方法がある。一定の技術を身に付けても、タップダンサーにプロ資格はないため、仕事を取っていくために実績あるタップダンサーやスタジオと密接に関わっていくのが無難。

③プロのタップダンサーとして成功するには、タップダンスだけに固執し過ぎないこと。他ジャンルのパフォーマーと積極的にコラボし、総合的なエンターテイメント、芸術を生み出して行くことで多くのファンを得られる。エンターテイメント界全体の中で自分のポジションを確立し、周りに埋もれないタップダンスを踊っていくことが成功の秘訣





この記事では、プロのタップダンサーになるための方法を解説してきました。

プロを目指す以上、楽しい事ばかりではありません。

時には練習でつまずいたり、人間関係で悩むこともあるかもしれません。

しかし、プロのタップダンサーになりたいという強い気持ちがあれば、必ず道は開けます。

タップダンス業界は、まだまだこれから飛躍していく世界です。

その使命を担う新たなプロのタップダンサーの登場を、先輩達は待ち望んでいます。

大変なことがあっても、あなたが本気であれば皆が力を貸してくれます。

だから勇気をもって、チャレンジして下さい。

僕もあなたがプロのタップダンサーになる日を、心待ちにしています!